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圓光寺(円光寺)は京都市左京区一乗寺にある臨済宗南禅寺派の寺院です。京都でも指折の紅葉の名所の一つで、シーズンには多くの観光客が美しい景色を求めて圓光寺を訪れます。徳川家ともゆかりが深く寺院の裏山には徳川家康を祀った東照宮が鎮座しています。
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※使用写真は堀出撮影のものではございません。
圓光寺の概要
圓光寺は1601年(慶長6年)に徳川家康が足利学校の第9世庠主(しょうしゅ)つまり校長であった閑室元佶(かんしつげんきつ)にお願いして伏見指月に学問所として建てられたのが始まりです。(足利学校は日本で一番古い学校で、室町幕府から戦国時代にかけては関東にある実質的な最高学府でした。)
閑室元佶は臨済宗の僧で徳川家康の軍師でした。関ヶ原の合戦の開戦決定日にも関わったとも言われています。学問所としての圓光寺は「洛陽学校」とも呼ばれ、僧であろうとなかろうと入学を許可しました。
その開かれた校風と先見の識は多くの学問に優れた優れた僧や絵師、墨跡にすぐれた文人などを生み出し、日本の文化発展に大きく貢献しました。
また、多くの朝鮮文書や日韓書籍や、日本最古と言われる木製活字を所蔵管理し、「孔子家語」「武経七書」「貞観政要」「吾妻鏡」などの書籍、いわゆる「圓光寺版」「伏見版」と称されるものを出版しました。
その後1603年(慶長8年)に洛北の相国寺の境内に移転しましたが、1667年(寛文7年)に現在の土地、一乗寺に移りました。
圓光寺のおすすめ写真スポット
圓光寺のおすすめ写真スポットは枯山水の庭園「十牛之庭」です。一乗寺には詩仙堂や曼殊院など紅葉のスポットはたくさんありますが、近年になって圓光寺の紅葉が人気となって、穴場的存在から、いろんな人に知られるようになりました。
特に、江戸時代に作られたと言われる「十牛之庭」の紅葉は秋が深まると赤や黄色に色づいた楓が彩りも鮮やかに庭園を染めて、まさに錦絵のような美しさです。
昭和時代になって作られた枯山水庭園「奔龍庭」も砂を雲海、石組を空を自由に舞い上がり、飛び回る龍を表現したもので、それは見事なものです。紅葉と白い砂のコントラストも美しく、ぜひじっくり見て欲しいおすすめ写真スポットです。
圓光寺の交通アクセス・拝観案内
住所 | 京都市左京区一乗寺小谷町13 |
拝観案内 | 9:00~17:00 |
料金 | 大人500円、中高校生400円、小学生300円 |
交通アクセス | JR京都駅から市バス5系統銀閣寺・岩倉行きで「一乗寺下り松」下車したから徒歩約7分。叡山電鉄叡山線「一乗寺」下車してから徒歩約15分。 |
その他のおすすめ写真スポットが知りたい場合は「京都の写真スポット検索」をご確認ください。
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