スポンサーリンク
この記事を読むのに必要な時間は約 2 分です。
京都駅からバスで行っても50分はかかる山の奥に高山寺はあります。「鳥獣人物戯画」を始めとして国宝、重要文化財などの文化財を約一万点所蔵しているこの寺院は、紅葉のシーズン以外は訪れる観光客も少なく、木深い境内で静寂な時間を過ごす事ができます。
スポンサーリンク
高山寺の概要
高山寺は京都市右京区梅ヶ畑栂尾(うめがはたとがのお)にある山号(仏教の寺院に付ける称号)を栂尾山といい真言宗系の単立の寺院です(単立とは宗派、教派、教団のように神社、寺社、教会などを傘下に持つ包括宗教団体には属さない独立した宗教団体を言います)。
774年(宝亀5年)に光仁天皇の勅願により開創されたと伝わっています。そして、平安時代になると近くにある神護寺の別院として神護寺十無尽院(じゅうむじんいん)と呼ばれるようになりました。
やがて、神護寺の僧、明恵が1206年(建永元年)に後鳥羽上皇からこの無尽院を賜りました。この時が実質的な高山寺の開創と言っていいでしょう。
また、高山寺は明恵の住居跡と伝えられる石水院や、鳥獣人物戯画(平安末期と鎌倉時代に複数の作者によって制作され、甲乙丙丁の4巻に分かれた絵巻物。
その中でも甲の巻の動物を擬人化しユーモラスに描いた巻は現代の漫画のルーツとなるものと言われています)は国宝に指定されており、他にも仏像や書物、建築物を含め多くの国宝指定のものや重要文化財指定のものを所蔵しています。
しかし、その多くは建物を除き、東京国立博物館や京都国立博物館に所蔵されていて、鳥獣人物戯画も高山寺で見られるのは模本です。
その他、この寺院は栄西禅師から分けてもらった茶の種で日本最古の茶園を作った場所とも伝えられています。ですので、日本茶発祥の地と言われており、近年、世界文化遺産にも登録されました。
高山寺のおすすめ写真スポット
高山寺のおすすめ写真スポットは周山街道を道なりにすすんだところにある表参道です。石段登っていくと、やがて平坦な道になり、正方形の石敷きが現れます。
初夏は青もみじ、秋は真っ赤に色づいたもみじのトンネルのようになります。石水院の廂の間の縁側から見る庭園の紅葉も、屏風絵のような美しさです。
ちなみに、この紅葉の写真は少しさがったところから撮影するのがおすすめです。
高山寺の交通アクセス・拝観案内
住所 | 〒616-8295 京都市右京区梅ヶ畑栂尾町8 |
拝観案内 | 8:30~17:00 |
料金 | 石水院 拝観料800円*紅葉時期のみ入山料500円 |
交通アクセス | JR京都駅からJRバス高雄・京北線「栂ノ尾」「周山」行で約55分(途中、四条大宮・二条駅前・円町などを経由)、栂ノ尾下車。 ・京都市営地下鉄烏丸線四条駅から、市バス8系統で約50分、高雄下車、徒歩約15分。 |
その他のおすすめ写真スポットが知りたい場合は「京都の写真スポット検索」をご確認ください。
スポンサーリンク
「スマホで上手に写真を撮りたい!」「SNS映えした写真を投稿したい!」「プロのノウハウを知りたい!」そんなスマホユーザーに、プロカメラマン堀出恒夫が無料でコツをお伝えします。
このメールセミナーを購読すると、たった3日でプロ顔負けのスマホ写真が撮れるようになります。
《メールセミナー全3回(毎日20時配信)》
1日目:スマホで人を撮影するコツ
2日目:スマホで料理などのモノを撮影するコツ
3日目:スマホで風景を撮影するコツ
ぜひスマホ撮影のコツを学んで、日ごろから実践していただければと思います。
PC用 登録・解除フォーム
携帯用 登録・解除フォーム
※ご登録後にメールが届かない場合は迷惑メールをご確認ください。