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京都市の中心部にありながら、広大で豊かな自然が広がります。四季折々に、様々な花が咲いて、初夏の新緑や秋の紅葉も美しくスポーツや子供を自然に触れさせたりなど市民の憩いの場としても愛されています。その歴史も奥深くて魅力がたっぷりのスポットです。
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※使用写真は堀出撮影のものではございません。
京都御苑の概要
平安京に遷都した頃、天皇のお住まい、つまり皇居(内裏)は現在の京都御所からは約1.7kmも西にありました。それは、現在の上京区下立売通土屋町あたりになります。
しかし、遷都してから166年後の960年に最初に火災で内裏(天皇のお住まい)が焼失しました。その後再建するものの何度も火災が起こって、1227年の火災が起きた後は再建されることもなくなりました。
なので、摂政・関白など外戚の(母方の親戚)屋敷に仮御所を置く「里内裏」が置かれて、その後、何度か変遷はあったものの、南北朝時代の北朝の光明天皇の頃に東洞院土御門殿が「里内裏」になってからは、南北朝が統一してからもそのままこの場所が皇居になったのです。
皇居がこの場所に設けられてからも長引く応仁の乱や戦国時代の戦乱で京都はすっかり荒廃し、皇居もその影響を避けられることもなく、すっかり荒れてしまいました。
しかし、権力者であった織田信長や豊臣秀吉によって、皇居は何度も再興され、何度も起こる火災にも徳川家が再建、造営を繰り返し、はじめ、小さかった皇居も1855年の安政造営の頃にはかなり大きなものとなっていました。
明治維新になるまで、皇居のまわりには140軒ほどの公家屋敷が立ち並んでいたのですが、明治2年の東京への遷都に伴って、その公家たちも天皇と一緒に転居してしまい、残ったこの場所はすっかり寂れてしまったそうです。
京都還幸で荒廃したこの地を見た天皇が、この様子をとても悲しまれて、御所の保存と旧観の維持を命じました。そして、そのことで、「大内保存事業」が開始され、整備されていったのが現在の京都御苑の始まりです。
現在の京都御苑は太平洋戦争後すぐに再び整備されて、国の管理のもとに「国民公園」になりました。
御苑の中には御所の他にも公家の邸宅跡や有名な幕末の尊王攘夷派と徳川幕府派の戦いの傷跡が今も残る蛤御門など、歴史好きにもたまらない場所と言えるでしょう。
京都御苑のおすすめ写真スポット
京都御苑は花の名所でもあります。春には広大な御苑内にたくさんの桜が咲き乱れます。まず、「近衛邸跡周辺」には糸桜や山桜が咲き始め「出水の小川」のしだれ桜、里桜と続きます。桃林や梅林もあり、春にはたくさんの花の写真を撮れるでしょう。
そして秋には森の木々が紅葉し、美しい秋の光景となります。特に大きなイチョウの黄葉は圧巻の一言です。葉が散った地面は黄色い絨毯のようになります。
京都御苑の交通アクセス・拝観案内
住所 | 京都府京都市上京区京都御苑 |
拝観案内 | 御苑内はいつでも自由に入ることができます。 |
料金 | 無料
|
交通アクセス | 京都駅から市営地下鉄烏丸線丸太町駅下車徒歩約3分、または、市営地下鉄烏丸線今出川駅下車徒歩約3分 |
その他のおすすめ写真スポットが知りたい場合は「京都の写真スポット検索」をご確認ください。
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