京都で舞妓さんを撮影する方法とマナーとは?体験施設も紹介

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古都京都では、情緒ある街中を舞妓さんが歩いているところをよく見かけます。せっかく遭遇した舞妓さんですから、ぜひ写真に撮りたいですよね?でも勝手に撮影するのはNGです。舞妓さんの写真について解説します。

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舞妓さんとはどういう仕事?

舞妓さんとは、京都にある五花街で、舞やお囃子などの芸を披露し、宴席を良いものにする仕事をしています。五花街には上七軒・先斗町・宮川町・祇園甲部・祇園東の5つがあり、これらの花街で活躍する少女が舞妓さんです。

年齢は16歳から20歳ほどで、住み込み修行を半年から2年程度行いながら、接客のプロとして成長します。京都出身者が多いと思われがちですが、実は舞妓さんに憧れた地方出身者がなっていることが大半です。

舞妓さんと芸子さんの違い

舞妓さんと雰囲気がそっくりな存在として「芸子さん」がいらっしゃいます。花街の事情に疎い人であれば、舞妓さんと芸子さんの区別がつかないケースも多いようですが、舞妓さんと芸子さんは明確に異なります。

芸子さんはその名前の通り、芸を披露する女性ですが、舞を披露する立ち方さんと、三味線や唄を披露する地方がいます。立方さんは元々舞妓さんとして修業し、晴れて芸子さんとなられることが多く、年齢の違いで見分けることもできますし、よく見ると容姿も異なります。

昼間に京都の観光地にいるのは本物?

お昼間に京都の観光地を巡っていると、突然舞妓さんに出くわすことがあります。しかし、よく見ると何となくたどたどしい歩き方をしていたり、髪の毛もカツラであるため、本当に舞妓さんなのかと疑問を持ちたくなってしまいます。実は、これらのほとんどの人が舞妓体験中の観光客であることがほとんどで、本物の舞妓さんがお昼間に歩いている場合は、花街周辺で、なおかつ化粧をしていないことが大半です。

 

舞妓さんはマクドナルドに行かないの?

舞妓さんはマクドナルドに行かないという噂があるようですが、果たしてこれは本当なのでしょうか?実は本当です。マクドナルドだけでなく、スターバックスなど、舞妓さんのイメージとかけ離れたところには行かないように気を付けているのです。

また、他にも舞妓さんならではの特徴としては、携帯電話も持っていないことや、舞妓さん同士が歩きながら会話をすることがないなどがあげられます。会話をする時は立ち止まっている時のみとのことなのです。これらはしっかりと指導されているため、どの舞妓さんも従順に守っているのです。

 

舞妓さんの写真を撮影するマナー

観光客がふんする舞妓さんが多い中、もしも本物の舞妓さんを目撃したら、写真に撮りたいと思うのが心情でしょう。ツーショット写真を撮れれば周りに人に自慢できると思って、果敢に舞妓さんに声をかける人もいらっしゃるかと思います。

しかし、舞妓さんを撮影したり、声をかけたりするのは控えた方が良いのです。というのも、舞妓さんは京都のマスコットキャラではありませんので、撮影や声掛け行為はマナー違反なのです。ここでは、舞妓さんの写真についてのマナーとして「強引に足止めをしない」「勝手に写真を撮らない」「行事の撮影でも三脚は禁止」について紹介します。

強引に足止めをしない

舞妓さんに遭遇した時に、強引に声をかけて足止めする一部の人がいらっしゃいます。声をかけた本人に悪気はないかも知れませんが、舞妓さんにとっては迷惑な行為だと認識しておく必要があります。舞妓さんは先ほど申した通り、マスコットキャラではありませんし、タレントさんでもありません。美しい衣装をまとって外出する時は、宴席に向かっている時であるため、急いでいることが多いのです。舞妓さんが宴席に向かうことの邪魔をしないように気を付けましょう。

時々「自分1人くらいなら大丈夫」と軽い気持ちで声をかける人もいらっしゃるようですが、そういう人が複数になると舞妓さんの通行の妨げとなります。最近は残念ながらそのような事情をしらない外国人観光客によって、舞妓さんが迷惑をしているというニュースをよく見かけますが、事情を知ったあなたはぜひ思いやりをもって、静観するにとどめてあげてください。

勝手に写真を撮らない

舞妓さんに声をかけないけれども、勝手に写真を撮影してしまう人がいらっしゃいます。大勢の前で不特定の人が写真に写る場合は良いのですが、特定の人を勝手に写真に収めるのは違法行為です。場合によっては勝手に写真撮影をした上で、SNSにアップしている人もいらっしゃいますし、ひどい場合には自撮りをして一緒に撮影し、SNSで自慢している人もいらっしゃいます。舞妓さんにも肖像権がありますので、勝手に撮影して二次利用するのは控えましょう。

行事の撮影でも三脚は禁止

舞妓さんが花街で挨拶回りをしたり、祭事に出かけたりする場合には、大勢の人が舞妓さんを撮影しています。このような場合には、撮影しても問題はないようですが、三脚での撮影は往来の妨げとなるので控えることがマナーです。特に道幅が狭い花街に大勢の人がごった返すと、それだけでも通行の妨げとなります。自分勝手な行為を控え、ちゃんとマナーを守って撮影を行いましょう。

恐らく、舞妓さんが登場する行事では、他のカメラマンのわがままな行為が目につくことがあると思いますが、決して真似をして品格を落とさないようにしましょう。きっとその品格が写真にも表れるかと思います。ちなみに、マナー違反をしているカメラマンはアマチュアばかりで、プロカメラマンは決してそのようなことはしていません。

 

気軽に舞妓さんと写真を撮る方法

ここまで紹介したように、京都で本物の舞妓さんを撮影しようと思うと、マナーや気遣い、思いやりが必要です。かといって、舞妓さんのいるお茶席に参加して撮影させてもらうのは何となくハードルが高いですよね?そこで、気軽に舞妓さんと写真を撮る方法を紹介したいと思います。

実は、さまざまな方法があるのですが、その中でも最も手軽に舞妓さんと写真を撮影できる方法として「舞妓さんが来るイベントに参加する」「撮影会などに参加する」などがあげられます。それぞれの内容を見て行きましょう。

舞妓さんが来るイベントに参加する

舞妓さんが来るイベントに参加をすると、気軽に写真撮影をさせてくれます。街頭で声をかけてもスルーされますが、イベントでは一緒に撮影をさせてくれますので、安心して舞妓さんとの写真が撮れるのです。イベント内容はさまざまですが、特にオススメなのが夏場に行われるビアガーデンイベントです。

最近、各花街でビアガーデンのイベントが行われ、そこにはたくさんの舞妓さんがやってきます。ちゃんとテーブルを巡回してくれますので、自分のところに舞妓さんがやってきた時にはすかさず撮影させてもらいましょう。

撮影会などに参加する

他にもいろいろな旅行会社やイベント企画団体が撮影会を行っています。撮影会単体のイベントもあるようですが、舞妓さんと一緒に流しソーメンを楽しむ企画に撮影会が付いているなど、楽しい企画に引っ付いていることも多いようです。撮影会はリアルタイムにチェックして、面白そうなのを見つけると良いでしょう。

 

舞妓体験ができる京都のスタジオ

舞妓さんと一緒に写真を撮影するのも良いのですが、どうせなら自分も舞妓さんになってみたいと思う人もいらっしゃるのではないでしょうか?また、夫婦や恋人と一緒に観光地を巡った時には、女性に舞妓体験をさせてあげたいと思う男性もいらっしゃるでしょう。そこで、舞妓体験ができるオススメのスタジオを紹介します。

 

舞妓花魁変身スタジオ「夢工房」

舞妓花魁変身スタジオ「夢工房」は、舞妓体験だけでなく花魁体験も可能です。来店数は100万人を超えており、多くの観光客から支持されているお店です。対象年齢は5歳から95歳ということで、年齢を問わず思いっきり楽しむことができるでしょう。

参照:舞妓花魁変身スタジオ「夢工房」

舞妓変身「四季」

舞妓変身「四季」は、40歳以上の特別割引を実施(2017年11月1日~2018年2月20日)するなど、素敵に年齢を重ねた女性も気兼ねなく楽しむことが可能です。舞妓体験はしたいけれども、年齢を気にしてできなかったという人も多いため、憧れの舞妓になれるチャンスです。

参照:舞妓変身「四季」

変身処「舞香」

変身処「舞香」は、舞妓体験や花魁体験のほか、本物の舞妓さんとの触れ合い体験も実施しています。本物の舞妓さんと会話をしたり、舞を見学したり、記念写真を撮影することが可能です。しかも、それらの触れ合い体験を、着物レンタルをしたまま行うことができるのです。思い出作りに体験されてはいかがでしょうか。

参照:変身処「舞香」

 

まとめ

京都で舞妓さんに遭遇したとしても、呼び止めたり勝手に撮影するのはマナー違反です。ましてやSNSなどに勝手にアップしてしまうのはもってのほかです。舞妓さんはマスコットキャラではありませんので、肖像権があることを認識し、勝手な撮影は控えましょう。

どうしても撮影したい場合には、舞妓さんが登場するイベントへの参加がおすすめです。これらのイベントは数多く開催されていますし、気軽に舞妓さんの写真を撮影することができます。舞妓さんの写真を撮影したいのであれば、マナーを守ってお互いが気持ちよく撮影することが大切です。ぜひ覚えておいていただければと思います。

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