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写真撮影初心者の方がスポーツ写真を撮ると、ブレが多かったり、どういうシーンかわからない写真となってしまいがちです。激しく動くスポーツ写真は、初心者にはハードルが高いといわれています。そこで、スポーツ写真を上手に撮る方法を紹介します。
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スポーツ写真がブレる!よくある理由
せっかくプロスポーツを観戦しに行っても、思うような写真が撮れなかったり、子供が行うスポーツの写真をしっかりと残せないなど、スポーツ写真が上手に撮れずにガッカリした経験がある人は多いでしょう。
スポーツ写真は被写体が激しく動くため、上手に撮影するのが難しいといわれています。仮に上手に撮影することができても、あなたが思うような迫力のある瞬間には程遠い写真となってしまいがちです。
特によくあるお悩みとしては、スポーツ写真がブレるということです。まずは、スポーツ写真のブレの原因としてよくある内容を紹介します。
被写体がブレる
スポーツ写真がブレてしまう理由としては、被写体がブレるということがあります。被写体の動きが速く、シャッターを押した瞬間に残像が残ってしまうケースが多々あります。
被写体が流れているような写真となってしまい、何を撮っているのかよく分からないという状態になり得ます。
被写体のスピードが速くて、ブレているということを知らないまま、自分の手ブレによるミスだと勘違いしている人も多いのですが、必ずしもそうとは限りません。被写体のブレを想定した撮影を行う必要があります。
撮影者の手ブレ
撮影者の手ブレもありがちです。激しく動く被写体を追いかけながら撮影していると、シャッターを切る瞬間に手ブレとなってしまうのです。スポーツ写真は、決定的瞬間を残そうとすることが多いため、決定的瞬間が訪れた際、つい力んでしまったり、焦ってしまうこともあります。
スポーツをしている本人よりも、写真を撮影している人の方が力んでいる光景もよく目にしますが、その力みが手ブレにつながります。リラックスをして、決定的瞬間を撮影しましょう。
また、無理に決定的瞬間を撮ろうとせず、全体像を撮影するようにしていると、偶然決定的瞬間が撮れることもありますので、決定的瞬間にチャレンジするのは、ある程度良質な写真を確保してからにした方が良いかもしれません。
シャッタースピードが長い
シャッタースピードが遅いことが原因で、ブレとなることもあります。カメラは、シャッターボタンを押した瞬間に、センサーに光が当たるという構造になっています。
センサーに光が当たった瞬間が写真として残り、写真が最適な明るさになるため、シャッタースピードによって、センサーに光を当てる時間を調節しています。
シャッタースピードは0.001秒から1秒というような幅があり、暗いところでは多くの光をセンサーに当てるために、長めのシャッタースピードとなっています。
スポーツ写真のような激しい写真の場合、シャッタースピードが長いと、ブレやすくなります。
ブレないスポーツ写真の撮り方
スポーツ写真の撮影がブレやすく、素人や初心者には難しいからといって、諦める必要はありません。素人や初心者でも、ブレずに撮影する方法はあります。
もちろん、プロカメラマンの場合には、多くのテクニックを駆使してスポーツ写真を撮るのですが、素人や初心者でも真似しやすい撮り方だけを紹介いたします。
ここでは、「スポーツモードを利用する」「シャッタースピードを高速にしておく」「三脚を使う」という基本を押さえておきましょう。
スポーツモードを利用する
カメラにはスポーツモードという機能が付いているものがあります。スポーツモードとは、被写体が動いてしまう場合に有効です。スポーツはもちろんのこと、移動する電車のような乗り物。素早い動きを見せる動物など、その利用シーンは多いでしょう。
スポーツモードは、自動的にシャッタースピードが速くなり、動きのある被写体をブレずに撮影することが可能です。自分自身のスキルを気にすることなく、カメラが自動的に撮りやすく調整してくれるため、初心者でも安心して撮影することができるでしょう。
シャッタースピードを高速にしておく
シャッタースピード高速にしておくというのも1つの方法です。厳密にいうと、シャッタースピードを優先する撮影方法です。あらかじめシャッタースピードを設定しておけば、あとはカメラがうまく調整してくれるため、ブレの少ない写真が撮れるでしょう。
ただし、最適なシャッタースピードは、いろいろ試しながら把握する必要があります。最適なシャッタースピードは、被写体のスピードだけでなく、周りの明るさなども影響します。
被写体のスピードに加えて、屋内か屋外か、青天か雨天かなど、さまざまな条件を考慮して総合的に判断しなければならないため、日頃から試して馴れる必要があります。
もちろん、初心者でも慣れれば何となく分かるようになりますので、 日頃からカメラを持って意識してみましょう。
三脚を使う
三脚を使うのもおすすめです。三脚を使うことによって手ブレを抑えることができますので、スポーツ写真を撮影する時には、持参した方が良いでしょう。
スポーツ写真を撮影する時の三脚は、回転台がスムーズに回るものが役立ちます。スポーツ写真は被写体の動きと、カメラの動きを合わせると、上手に撮影することができます。
例えば、運動会で走っている子供を撮影する場合、カメラの位置を固定して、走ってくる子供の写真を撮るのではなく、子供の動きに合わせてカメラを動かすことが大切です。
しかし、カメラを動かしてしまうと、手ブレの原因と成り得るため、三脚があると便利なのです。
もちろん、スポーツの内容によっては、三脚が無い方が良い物もありますし、ほかの人の邪魔にならないように気を付けなければなりません。それらを想定した上で、賢く活用しましょう。
初心者必見!スポーツ撮影テクニック
上記にて、ブレないスポーツ写真の撮り方を紹介しましたが、ここでは初心者で簡単にできる、より実践的な撮影テクニックを紹介します。ここで紹介する撮影方法を知っているだけで、あなたのスポーツ写真がグッと良くなることでしょう。
その内容として「距離が近い場所を確保」「多めにとって良い写真を残す」「展開を予想する」「斜めの構図で動きを入れる」の4つを解説します。
距離が近い場所を確保
スポーツ写真で重要なことは、写真撮影のスキルもそうですが、その前段階として「場所」があります。たとえば野球の写真を撮影する場合、ライトスタンドでカメラを構えるよりも、バックネット裏でカメラを構えた方が迫力がある写真が撮れるのはお分かりいただけるかと思います。
同様に、バスケットボールの写真を撮る時に、体育館の上の方から撮影するよりも、ゴールのすぐ裏で撮った方が、写真の力は上がります。
このように、遠くよりも近い距離で写真を取るように、場所を確保しましょう。ただし、近くに寄れないようなスポーツもありますので、可能な限りというのが前提となります。
多めに撮って良い写真を残す
誰でもできるスポーツ写真撮影のコツとしては、多めにとって良い写真を残すという方法です。スポーツ写真は動きが激しいケースが多いため、どれだけ良い条件で撮影したとしても、思ったような写真が撮れないことがあります。そのため、多めに撮ることが当たり前だというぐらいに考えておきましょう。
できる限り、スポーツ写真は連写機能を活用しましょう。連写で撮影すれば、初心者でも良い写真が含まれる率は上がりますし、良い写真以外は削除してしまえばそれで済みます。
また、連写をすると、決定的瞬間を撮影しやすくなりますので、是非実践してください。
展開を予想するのもコツ
撮影したいスポーツのファンであり、そのスポーツに詳しい場合には、写真撮影のアドバンテージがあります。それは、展開を予想して撮影するという方法です。
スポーツ写真で良いシーンを撮ろうと思うと、常に選手の動きを追いかけていなければなりません。どれだけ追いかけていても、決定的瞬間を取りこぼすこともあるでしょう。
しかし、最初からピンポイントで決定的瞬間を撮影できれば、撮影の精度も上がりやすくなるでしょう。スポーツの今後の展開をある程度予想し、そのシーンを待ち構えて置けば、望んだシーンを撮影できるかもしれませんよ。
斜めの構図で動きを入れる
シンプルでありながら効果的な方法とし、斜めの構図で撮影するというものがあります。被写体の角度と、カメラの角度を同じようにしていると、月並みな写真となりがちですが、カメラの角度を斜めにしたり、構図を斜めにすることによって、写真に動きが生じます。
スポーツは常に動いているところを撮影するため、ただシャッターを押せば、動きがある写真が撮れると思っている人がいらっしゃいますが、写真自体は平面であるため、それだけでは動きが感じられないこともあります。
しかし、ちょっと斜めを意識するだけでも、写真自体に動きが出るため、一度試していただければと思います。
一眼レフはスポーツ撮影におすすめ
スポーツ写真の撮影は、どのようなカメラを利用すると良いのでしょうか?もちろんコンパクトデジカメやスマートフォン、タブレットでも良いのですが、より良い写真を撮るためには一眼レフやミラーレスが良いでしょう。
スポーツは必ずしも近距離から撮影できるとは限りません。どうしても遠距離からの撮影となった場合に、コンパクトデジカメやスマホ、タブレットでは良い写真は撮りにくいでしょう。
ズームがついていたとして、標準ズームでは対処できない事も多いため、一眼レフやミラーレスのように、望遠レンズに交換できるものが良いかと思います。利用シーンにあったレンズに交換できるものを選びましょう。
望遠レンズも想定
もちろん、一眼レフやミラーレスのカメラを持っていても、望遠レンズがなければ意味がありません。できれば望遠レンズも用意しましょう。
望遠レンズとひと口にいっても、さまざまな種類があります。スポーツによってその目安は異なりますが、200mmくらいは欲しいものです。
もしも、野球やサッカー、競馬のように、広い敷地で行う場合には、さらに大きな望遠レンズが必要となります。
望遠レンズは、高価なものが多いため、予算と睨めっこしながら用意しましょう。
まとめ
スポーツ写真は、被写体が動くため、初心者には難しい撮影だと考えられています。被写体のブレや、手ブレによって、残念な写真となるケースが多いようです。しかし、初心者でも簡単に撮影することは可能ですので、ぜひここで紹介したことを参考にしていただければと思います。
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