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相国寺(しょうこくじ)は山号を萬年山と言い、京都市上京区にある臨済宗相国寺派大本山の寺院です。
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京都御所の北の門、今出川御門を抜けて、北側に直進すると相国寺が見えてきます。多くの皇室ゆかりの品々を所持していて、昔から皇室との縁の深い寺院です。
※使用写真は堀出撮影のものではございません。
相国寺の概要
相国寺は1382年(永徳2年)に室町幕府3代将軍の足利義満が後小松天皇のみことのりにより「室町第・花の御所」と呼ばれる足利将軍家の邸宅の東に、創建しました。
そして、1392年(明徳3年)に完成し、夢窓国師を開山としました。相国寺は京都五山(南宋(現在の中国)をまねて主に臨済宗の寺の格式を決めたもの)の第二位になるほどの由緒正しい寺院です。
しかし、完成してまもなくの1394年(応永元年)に出火、堂、塔、伽藍の全部を消失。
1396年(応永3年)に債権されたものの、その後、1425年、1467年、1549年と幾度となく火事に見舞われ、その度に復興されてきましたが、本格的に始められたのは1584年(天正12年)に第九十二世の西笑承兌(さいしょう(せいしょう)じょうたい)が寺に入ってからでした。
西笑承兌は豊臣秀吉、そして徳川家康に外交顧問として重用された人物です。西笑承兌は豊臣秀頼などから多くの寺の復興のための寄付を集めることが出来て、1605年(慶長10年)に、ついに、法堂を建立しました。このことにより西笑承兌は中興の祖と呼ばれています。
また、この法堂は1788年(天明8年)の天明の大火の時にも唯一焼け残り、日本最古の法堂として、国の重要文化財に登録されています。
また、狩野派の絵師、狩野光信によって描かれた天井画の龍が有名で、堂内で手を叩くと反響してまるで龍が鳴いているように聞こえることから「鳴き龍」とも呼ばれています。
普段は非公開ですが春と秋の特別拝観の時に見ることができます。それから、一般にあまり知られていないことですが、有名な金閣寺も銀閣寺も相国寺の塔頭(たっちゅう)寺院です。
相国寺のおすすめ写真スポット
相国寺のおすすめ写真スポットはやはり法堂です。桃山時代に出来た禅宗様建築(日本の伝統的な寺院建築)としては最大で最優秀作と言われています。
先ほどご紹介した「鳴き龍」は残念ながら撮影禁止です。観光客も比較的少なく、ゆっくりと広い境内を見て回れると思いますので、自分なりの写真スポットも見つけてくださいね。
相国寺の交通アクセス・拝観案内
住所 | 京都府京都市上京区今出川通鳥丸東入相国寺門前町701 |
拝観案内 | 10:00から16:00。春の特別拝観は3月24日~6月4日(法堂・方丈・浴室)、秋の特別拝観は9月25日~12月15日(法堂・方丈・開山堂) |
料金 | 境内無料ですが、特別拝観のみ大人800円、中高生と65歳以上700円、小学生400円 |
交通アクセス | 京都市営地下鉄烏丸線「今出川駅」で下車してから徒歩約8分 |
その他のおすすめ写真スポットが知りたい場合は「京都の写真スポット検索」をご確認ください。
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