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建仁寺は京都市東山区にある臨済宗建仁寺派大本山の寺院です。祇園花見小路を南に行ったところにあります。
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八坂神社や清水寺などの寺社仏閣、木屋町、先斗町などの繁華街からも近く電車、バスからのアクセスもとてもいい、気軽に観光するのに適した寺院です。
※使用写真は堀出撮影のものではございません。
建仁寺の概要
建仁寺は鎌倉時代の1202年(建仁2)に鎌倉幕府2代将軍の源頼家から広大な敷地を寄進されて、3年もの歳月をかけて伽藍が建立されました。
開山は臨済宗の祖と言われている明庵栄西(みんなんようさい)禅師、京都では最古の禅寺です。年号であった「建仁」をとって建仁寺と名付けられました。
栄西禅師は1141年(永治元)4月20日、備中(現在の岡山県)の吉備津宮の社家(一定の神社に世襲的に従事する神職の家柄)、賀陽(かや)氏の子として生まれました。
11歳の頃から地元の寺院、安養寺の静心和尚から天台宗の教えを受け、14歳になると比叡山延暦寺に入って、正式に天台宗の僧侶となりました。
栄西は2度、宋(中国)への渡航をして、47歳になり2度目の渡航では宋で知った臨済宗を学び、5年後には悟りを得たことを印可証明されました。
臨済宗の印可を得て、日本に戻った栄西は北九州で禅の教えを普及させます。しかし、その後、京都でも布教を始めましたが、もともと日本にあった天台宗などの宗教から弾圧を受け、鎌倉に下ります。
やがて1200年(正治2)に北条政子が建立した寿福寺の住職になるなど帰依を得、鎌倉幕府という時の権力者をバックグラウンドとして京都に再び上り、建仁寺の創建に至ります。
鎌倉幕府の後も室町幕府の保護のもとに建仁寺は繁栄していきますが、幾度となく起こる戦乱や大火、室町幕府の衰退によって、荒廃していきます。
天正の頃には安国寺恵瓊(あんこくじえけい)によって再興され、続いて徳川幕府の保護を受け、栄えていきます。
建仁寺のおすすめ写真スポット
4日目は、瀬戸内を飛び出して京都へ…建仁寺の庭園で休憩&見学。とても心が引き締まります。 pic.twitter.com/tvx1BQbe3b
— 日置秀馬【ひき しゅうま】 (@shu_03) October 29, 2019
建仁寺のおすすめ写真スポットは方丈にある枯山水庭園です。方丈は室町時代の建物で重要文化財に指定されています。
元は広島にある安国寺にありましたが、恵瓊によって1599年(慶長4年)に移されたそうです。その方丈にある庭園が「大雄苑」です。
栄西が建仁寺を中国百丈山を模して作られたと言うことから、1940年(昭和15年)に中国の百丈山の景観を手本として作られました。
百丈山のまたの名を大雄山といったところから、この名前がつけられました。その名の通り雄大な庭園で眺めていると心静かになり凛とした気持ちになります。
建仁寺の交通アクセス・拝観案内
住所 | 京都府京都市東山区大和大路通四条下る小松町584 |
拝観案内 | 3/1から10/31は10:00~16:30(17:00閉門)、11/1から2/28 は10:00~16:00(16:30閉門)、ただし年末12/28~31は拝観休止 |
料金 | 大人は500円、中高生300円 |
交通アクセス | 京阪電車「祇園四条駅」から徒歩約7分、阪急電車「河原町駅」から徒歩約10分 |
その他のおすすめ写真スポットが知りたい場合は「京都の写真スポット検索」をご確認ください。
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