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高台寺は京都市東山区にある臨済宗建仁寺派の寺院です。山号は鷲峰山(じゅぶさん)で正しくは高台寿聖禅寺という名称です。豊臣秀吉の正室の北政所ねねが秀吉の死後に建てた寺院で、円山公園から高台寺に続く風情のある石畳の道はねねの道と呼ばれています。
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※使用写真は堀出撮影のものではございません。
高台寺の概要
新緑の高台寺(京都) pic.twitter.com/H5c0o32xip
— きれいな風景~Have a break~ (@new_rakuen) September 8, 2019
高台寺は秀吉の死後、1606年(慶長11年)に正室であった北政所ねね(当時は仏門に入り高台院という名になってました)により、秀吉の菩提を弔うために、開山は弓箴善彊(きゅうしんぜんきょう)とし、曹洞宗の禅寺として創建されました(1624年には臨済宗建仁寺派大本山の建仁寺の三江紹益を中興の開山に招きました。
高台寺はこの時に曹洞宗から臨済宗に改宗)。その造営において、時の権力者徳川家康の支援を受けて、この寺が建てられたことは、あまり一般には知られていないことです。
豊臣家を滅亡に追いやった徳川家康とねねが、良好な関係であったことはこのことからもわかります。6年前の関ヶ原の戦いにおいて、秀吉の家臣であった加藤清正や福島政則が、西軍の将であった石田三成を見限って、家康側についたのは、ねねの役割が大きかったのではないかと言われています。
まるで、その恩を返したかのように、家康は高台寺の普請に関して多額の援助をしました。
高台寺には、安土桃山時代に秀吉によって建てられ、秀吉との思い出が多く残っている伏見城の遺構が使われていました。
伏見城は築城した後に地震や戦乱などによって、何度か再建され、城主も秀吉の後は家康から秀忠、そして家光にと移り変わりましたが、1624年には廃城されました。庭園の偃月池(えんげつち)に浮かぶ観月台や方丈、茶室などが伏見城から移築したものとされています。
その後、2度の大火、特に1788年(天明8年)の天明の大火により建物は全焼してしまいますが、東に位置する「臥龍池(がりょうち)」と西に位置する「偃月池」を中心に造られた池泉回遊式庭園は奇跡的に残り、現在でも400年前と変わらぬ姿を私たちに見せてくれています。
高台寺のおすすめ写真スポット
姫さま!!高台寺の方丈前の枯山水……見事なものです!! pic.twitter.com/DEV5irgMx9
— 門弟★戦国武将姫-MURAMASA-【公式】 (@minokichi_ss) January 21, 2017
高台寺のおすすめ写真スポットは、方丈の前にある枯山水の庭園「波心庭」です。南には唐門があり、白砂の西には一本の枝垂れ桜があります。桜のシーズンの頃は特に美しく、枯山水に花の枝を優雅に垂らしているその姿はとても見ごたえがあります。
高台寺の交通アクセス・拝観案内
住所 | 京都府京都市東山区高台寺下河原町526 |
拝観案内 | 9:00から17:30、受付終了時間は17:00、無休 |
料金 | (拝観料+掌美術館):大人600円、中高生250円、団体(30名様以上)500円 |
交通アクセス | 京阪電車「祇園四条駅」から徒歩約15分、JR京都駅から市バス206系統、東山通北大路バスターミナル行乗車、清水道バス停より徒歩約8分 |
その他のおすすめ写真スポットが知りたい場合は「京都の写真スポット検索」をご確認ください。
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