京都にある唯一のテーマパーク!太秦映画村は大人も楽しい

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京都にある唯一のテーマパークで、日本で初めて作られたテーマパークが東映太秦映画村です。一般に知られてるところでは、小さいお子さんに大人気のこの場所ですが、実は大人でもとても楽しめる施設だったりします。そこで今回は大人の方へ東映太秦映画村の楽しみ方をご紹介したいと思います。

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※この記事は、第一スタジオ常連さんによるおすすめ情報です。

東映太秦映画村の基本情報


東映太秦映画村とはどんなところなのか簡単にご説明します。

 

東映太秦映画村の場所

東映太秦映画村は京福電気鉄道嵐山線の太秦広隆寺駅、同じく京福電気鉄道北野線の撮影所前駅からと、JR嵯峨野線太秦駅から歩いてすぐのところにあります。

入村料は大人2200円 中・高生1300円 子供(3歳以上)1100円ですが、年パスが3回行くと元がとれるのでオススメです。

 

東映太秦映画村の由来と最近の姿

はじめは1926年に当時大人気俳優であった阪東妻三郎さんが自費を投じて作った自社の撮影所でした。(阪東妻三郎さんは田村3兄弟と言われている田村正和さん(次男)、高廣さん(長兄)、亮さん(三男)らのお父さんでもあります。)その撮影所がいろんな時代を経て今の映画村になったわけです。

すぐお隣には東映の京都撮影所があって、映画村の中でも実際にドラマや映画の撮影をやっている時には運が良ければセットや撮影風景を見ることができます。時代劇だけではなく、連続ドラマの「科捜研の女」や「遺留捜査」など現代劇の撮影もすることがあるんですよ。

 

映画村のイベントご紹介


村内では毎日いろんなイベントが行われています。

 

ちゃんばら辻指南

毎日、決まった時間に行われる「ちゃんばら辻指南」。テレビや映画の時代劇でしか見られないちゃんばらが目の前で見れます。ちょっとしたストーリー仕立てになっていて、思わず笑ってしまうところもさすが役者さんといったところです。

今回の演目は新撰組に密告した若い娘さんを助ける新撰組土方歳三とそれを追う人斬り以蔵たちというストーリーでした。最後には少しドンデン返しもあり、緊迫した迫力満点の殺陣もあり、娘も助かってやれやれとハッピーエンドの後は打って変わって先ほどの強面の顔から、突然にこやかな役者さんたちのおしゃべりがはじまります。辻指南の名の通り件の使い方をお客さんが教えてもらうわけですが、お子さんたちに混じって、大人の方も時々教えてもらってますよ。私も一度やってみたことがありますが、思ったよりずっと難しいです。

 

おもしろ散策ツアー

東映京都撮影所に所属するほんまものの役者さんがユーモアたっぷりに村内を無料でガイドツアーしてくれます。ドラマや映画の裏話や、セットの話、普段は聞くことのできないお話を聞けますよ。

この時の「おもしろ散策ツアー」の担当は坂本龍馬に扮する内藤邦秋さん。今回は映画村の由来、入り口の説明、お白州近くの大きな門の説明、少し歩いて怪獣の住む池に来たら斬られ役の脇役俳優さんの苦労話を聞かせていただきました。その場で池の使い方なども教えてもらった後は偶然にも花魁道中に遭遇。特別な日だけのイベントで綺麗に着飾った花魁の見事な足さばきを見ることができます。

さて、そろそろ終盤にさしかかりましたと内藤さんが話していたら、「待てーい!」と大きな怒声。青い隊服の新撰組が追っかけてきたのです。いきなり、坂本龍馬と新撰組の殺陣が始まりました。さすが、本物の俳優さん。見事な戦いです。坂本龍馬らしく最後は刀を捨て銃を取り出して、それを見た新撰組は驚いて逃げていきました。そして、定番の一言「日本の夜明けは近いぜよ。」ツアー客一同拍手喝采でした。実は行った日が坂本龍馬が暗殺された日(そして生まれた日が同じ日)に近い日でその日あたりだけのサプライズイベントだったのでした。

また別の日には赤穂浪士四十七士の一人、堀部安兵衛さんの扮装をしていた俳優さんが村を散策して案内してくれる日もありました。俳優さんの名前は平井力さん、俳優以外にもバンドを組んで演奏していたりと多彩な方です。扮装は堀部安兵衛さんですが、この時はサプライズイベントは無く、内容はいつもの日と変わりませんでしたが、毎日違う俳優さんがツアーしてくれるので、毎回違ったお話を聞くことができます。

 

おもしろ学習館寺子屋

寺子屋の塾長に扮装した役者さんが、撮影用の小道具を使って、江戸時代の生活などについて説明してくれます、時々、こちらに向かって問題の答えを聞いてくるので注意してください。塾生が手を上げて答えることもあれば、急に答えてくださいと指されることも。何て答えたらわからくなくても手慣れた役者さんがおもしろくしてくれますので、そこは安心してくださいね。

この日は同じく東映の役者さんの西村匡生さんが塾長でした。今はあまり放映されなくなったテレビ時代劇についてお話ししてくれました。暴れん坊将軍や銭形平次、40代以上の大人世代にはすごくよく分かる話です。銭形平次の投げた銭は今のお金に換算すると何円?とか銭形平次はルパン三世の銭形のとっつぁんのご先祖さんとか、子供でもわかるお話もありますが、大人世代の方が今回の話に限っては面白いのでは?思いました。遠足や修学旅行生の団体に向けて貸切の時もありますので、その時はきっと子供にも面白い話をしているのでしょう。とにかく誰がいつ見ても、面白く興味深い話を教えてもらうことができます。

 

中村座について

正面玄関から入って、明治時代の建物の前を抜けた真正面にあるのが中村座です。NHKの朝ドラの「わろてんか」では風鳥亭のロケ地としても使われました。この中村座ではサスケというお芝居と大道芸が交互に行われています。

サスケショーは大坂夏の陣を舞台として、豊臣秀忠、猿飛佐助、服部半蔵の3人を中心に繰り広げられる忍者ショーです。プロジェクションマッピングなどを駆使して東映ならではのアクロバティックなアクション。毎回すごい人気で満席になって立ち見が出ることもあります。すでに3回くらい観ましたが、毎回同じ内容なのにやっぱりドキドキするところはドキドキするし大笑いするところは大笑いしてしまう、役者さんとの掛け合いも楽しいイベントです。

しかし、今回ご紹介したいのは「蝦蟇の油売り」。この時は前述した寺子屋と同じく西村匡生さんが油売りをされてました。蝦蟇の油をどうやって作るのかという小難しい口上から始まり、一見退屈そうに思えますが、その語り口のうまさに見入ってしまいます。笑わせるところは笑わせて、キリッとしめるとこはしめる。実際に腕を切ったように見せて、蝦蟇の油を塗ればたちどころに血は止まって、傷口が見えなくなると、まさかそんなこと

はないとわかっていてもついつい本当なのかも?と錯覚してしまいそうになります。そこは役者さんの腕の見せ所なんでしょうね。

 

大道芸は他にも南京玉すだれなどもやっており、それもずっと見てても飽きさせることがなくとても楽しいものになっています。

 

シーズンイベント

毎日行われているイベントの他に、季節ごとのイベントもあります。ヒーローによる盆踊りやハロウィンパレードなど他に盛りだくさん、お盆には暗くなっても開いてて夜の江戸の雰囲気を味わうこともできます。

 

雨の日でも楽しい全天候型施設

映画村のセットはほとんどが野外ですが、急に降った雨でも対応できる全天候型の施設もあります。

 

パディオスの紹介

正面受付のある建物がパディオスです。一階二階ともその時期によって違った催し物が行われています。それ以外には特撮ヒーローや女の子向けヒーロー漫画の展示がされていますが、これが面白いと思うのは今の子供だけではきっとないはず。子供の頃、昭和仮面ライダー世代や平成仮面ライダーを観てた大人やお子さんが仮面ライダーシリーズや戦隊アニメを観てたお父さんやお母さん達にもきっと懐かしく楽しく思える施設になっています。

まずは2Fの広場にでーんと立った巨大仮面ライダー。SNS写真スポットとしても人気です。仮面ライダー×スーパー戦隊ヒーローランドの中も写真スポット満載でヒーローになった気分で写真が撮れます。歴代仮面ライダーの変身シーンの音を聴けたり、ライダー検定を受けられたり、大人でもワクワクする場所になっています。

写真といえば村内のあちこちに置かれた顔ハメパネル。この時はパディオスの1Fに顔ハメコーナーが設けられていて、たくさんの方が楽しそうに、悪代官になったり、女中になったりして写真を撮られてました。

 

まとめ

東映太秦映画村が大人でも面白いということをわかっていただけましたか?しかも今までのイベントは全て無料です。入村料だけで、いつでもいろんなアトラクションを見ることができるのです。他のテーマパークの様に何時間も並ぶことはありません(有料施設除く)。私の一番の楽しみはドラマや映画に出演してる役者さんと会えること。出来れば、その日出会った役者さんの顔や名前を覚えておいて、後で京都で撮影したドラマや映画を観てみてください。たまに、その役者さんが脇役で出演してたりします、そんなわけで私は最近ドラマの見方がすっかり変わってしまいました。

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