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仁和寺(にんなじ)は京都市右京区にある世界遺産にも登録されている真言宗御室派総本山の寺院です。寺院の南側には双ヶ丘(ならびがおか)と呼ばれる小高い丘の様な古墳があります。御室(おむろ)桜という遅咲きの桜が有名で春には多くの観光客が訪れます。
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※使用写真は堀出撮影のものではございません。
仁和寺の概要
仁和寺は886年(仁和2年)に光孝天皇の発願(ほつがん)、つまり天皇の自らの願いによって建立されることになりました。
しかし、着工半ばの、その翌年に光孝天皇は亡くなってしまいました。その意志を受け継ぎ、宇多天皇が仁和寺を888年(仁和4年)に完成させました。
また、宇多天皇は904年(延喜4年)からは仁和寺に住まわれたため「御室御所」とも呼ばれました。
それからは鎌倉時代まで代々、皇室一門や公家の方が出家して住職となり寺に居住しました、当時、門跡寺院として最高位にあったと言われています。
ところがそんな平穏な時代も1467年(応仁元年)に始まった応仁の乱のときには西軍の本陣が仁和寺に置かれたこともあって、伽藍のほとんどを消失していまいました。
この応仁の乱によってすっかり荒廃してしまった寺院でしたが約160年後の1624~44年頃(寛永年間)に徳川幕府の援助もあって、ようやく再興されることになりました。
明治時代にも一度、火事により御殿が消失するということもありましたが、大正時代には再建されました。
戦乱の中にあっても助け出された仁和寺創建当時からある本尊の阿弥陀三尊像(国宝)や御所の内裏、紫宸殿(ししんでん)を移築した金堂(国宝)、平安時代に作られた愛染明王座像や多聞天立像(ともに重要文化財)など平安時代から江戸時代までの多くの文化財や建築物を所有しています。
また、平成6年には古都京都を構成する貴重な文化財だとしてユネスコの世界遺産にも登録されました。
仁和寺のおすすめ写真スポット
※写真は北庭ではありません。
仁和寺のおすすめ写真スポットは北庭です。池泉回遊式庭園の庭で、奥に見える五重塔、池のそばに建てられた茶室「飛濤亭」、池の周りにバランスよく配置された木々など、全て計算ずくで作られたような美しい庭で、特に紅葉の頃などは素晴らしい眺めです。
また、春に咲きほこる遅咲きの御室桜も、五重塔と一緒に撮影するととても絵になりますし、満開の桜をバックに自撮りなんていうのも背の低い御室桜ならではで、とてもおすすめです。
仁和寺の交通アクセス・拝観案内
住所 | 京都府京都市右京区御室大内33 |
拝観案内 | 3月から11月 9:00~17:00( 受付終了は16:30) 12月から2月 9:00~16:30 (受付終了は16:00) |
料金 | 御殿:大人・高校生は500円(団体30名以上450円)中学生・小学生300円(団体30名以上は250円。 霊宝館(期間限定):大人500円(団体30名以上450円)高校生、中学生、小学生は無料 |
交通アクセス | 京福電鉄(嵐電)御室仁和寺駅下車、徒歩約5~10分 |
その他のおすすめ写真スポットが知りたい場合は「京都の写真スポット検索」をご確認ください。
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