真如堂の写真スポット

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真如堂は京都市左京区にある天台宗の寺院です。正式な名称は鈴聲山真正(れいしょうざんしんしょう)極楽寺と言い、ご本尊は「うなずきの阿弥陀」という名前でも知られる阿弥陀如来像です。紅葉の名所として名高く、秋になると境内は真っ赤に彩られます。

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写真初心者のA子さん
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カメラマン堀出恒夫
カメラマン堀出恒夫

※使用写真は堀出撮影のものではございません。

真如堂の概要


真如堂は、984年(永観2)に比叡山延暦寺の僧、戒算上人によって開創されました。真如堂の歴史はご本尊の阿弥陀如来像が平安時代に比叡山の高僧だった慈覚大師円仁によって作られたことから始まります。

天台宗の祖である最澄に教えを受けていた円仁はある時、苗鹿大明神で霊木を見つけました。その霊木で阿弥陀如来像を作って、修行僧のための本尊にしようと考えました。

最後に白毫を額に入れて完成させようとしましたが、阿弥陀様が首を横に振って断られたので「それでは、京都(みやこ)におりて、すべての人々、特に女人をおたすけください」とお願いすると、三回うなづかれました(「うなずきの阿弥陀」という名はそこからきていると言い伝えられています)。

写真初心者のA子さん
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うなずきの阿弥陀の由来ですね。

阿弥陀如来像はその後しばらくの間、比叡山行堂に置かれていましたが、戒算上人の夢に阿弥陀如来の化身が現れて、「私は人の集まるところですべての人を救いたい、早く、京におろしてください」と告げました。

戒算上人は女人禁制だった比叡山を出て、お告げの場所であった東三条院の離宮に阿弥陀如来像を移しました。これが真如堂の始まりです。

真如堂という名はもともと本堂の事でした。正式な名称は真正極楽寺と言い、「世に極楽寺とつけられた寺はたくさんあるけれど、本当の極楽と言えるのはここです!」との思いを表したものとされています。

また、戒算上人が見た夢と同じ夢を東三条院(藤原詮子)が見ていて、創建に協力したとという伝説も残っています。やがて、東三条院の子の一条天皇の勅願寺となって、のちに念仏道場となり、女人救済の寺として栄えていきます。

天台宗の大寺として隆盛した真如堂でしたが、応仁の乱では荘厳な伽藍など多くの建物を焼失し、その後各地を転々とします。

室町時代将軍の足利義政の寄進によって元の場所に戻されたり、豊臣秀吉の聚楽第の建設で寺町今出川に移動させられたりしましたが、1693年(元禄6)年、東山天皇の勅によって、やっと現在の地に再建され、いまに至ります。

真如堂のおすすめ写真スポット

真如堂のおすすめ写真スポットは境内を真っ赤に染める紅葉です。
カメラマン堀出恒夫
カメラマン堀出恒夫

真如堂のおすすめ写真スポットはやはり境内を真っ赤に染める紅葉です。特に秋も終盤を向かえると本堂の裏に散った紅葉が絨毯のように広がって、ほれぼれするような美しさです。

しかし、紅葉のスポットとして有名な真如堂なので観光客が、秋には多く訪れ混雑します。その他の季節、特に新緑の頃は眩しい緑に包まれてゆっくりと境内を散策することができるでしょう。

真如堂の交通アクセス・拝観案内

住所 京都府京都市左京区浄土寺真如町82
拝観案内 9:00から16:00(受付終了時間は15:45)
料金 大人・高校生500円、中学生400円、特別拝観期間(涅槃図特別公開)の3月1日から3月31日は1000円(はなくそあられ付き)、秋にも特別拝観期間あり。
交通アクセス 京都駅から市営バス5系統(五条通経由)に乗り「真如堂前」下車して徒歩約8分、または市営バス100系統(急行)に乗り「法然院町」下車、そこから徒歩で約8分。

その他のおすすめ写真スポットが知りたい場合は「京都の写真スポット検索」をご確認ください。

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