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約700年以上も前から京都の人に親しまれている縁日。それが「弘法の市」です。その縁日が毎月21日に行われている場所、それが東寺(教王護国寺)です。国宝の五重塔や仏像などその見どころはとても多く、京都に来たなら、まず訪ねてもらいたい場所です。
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※使用写真は堀出撮影のものではございません。
東寺(教王護国寺)の概要
東寺(教王護国寺)の歴史はとても古く、794年に桓武天皇が平安京に遷都した頃、都の護る、つまり王城鎮護のために西寺とともに創建されました。
その頃、都の正門である羅城門から、朱雀大路が北の大内裏に向かってまっすぐ一直線に伸びていて、東寺はその羅城門の東に、西寺は西に作られましたが、現在は西寺も羅城門も無くなり、東寺だけが残っています。
桓武天皇の後に即位した嵯峨天皇が、唐(現在の中国)で密教を学び帰ってきた弘法大師空海に東寺を任せました。そうして日本で最初の真言密教の寺院が誕生したのです。
空海の死後、一時は衰退に向かいましたが、鎌倉時代に弘法大師信仰が盛んになると貴族から庶民までその信仰が広がるようになりました。
月に一度、空海の亡くなった21日に縁日を開くようになったのもこの頃からです。
中世に入ってからも後醍醐天皇や足利尊氏などの特権階級や支配者の加護を受け栄えていきます。その後も多くの戦火や戦禍を繰り抜けた東寺でしたが、1486年に山城国で起こった土一揆(つちいっき・どいっき)により金堂、講堂、廻廊や南大門などを焼失しました。
が、100年後の桃山時代には焼失した金堂などが次々に再興され、ほぼ元の姿に戻ったそうです。
江戸時代には落雷により五重塔が焼失するという災害もあったものの、すぐに再興しました。そして、そのあともいろいろな困難な時代もあったものの、現在に至るまで多くの人々に東寺は愛されて守られてきました。
実は所蔵する国宝仏像の数が京都で一番多いのは東寺です。春秋に特別公開される仏像以外にも講堂の国宝仏像は通常公開されてますので、建物と合わせて是非ご覧になってみてください。
東寺(教王護国寺)のおすすめ写真スポット
東寺(教王護国寺)のおすすめ写真スポットは、やはりというか、とても初歩的なものになりますが、秋の五重塔と紅葉のコラボでしょう。
広い境内ですので、いろんなところから五重塔と紅葉を一緒に移すことができますが、いろいろ歩いて一番自分にとってきれいなスポットを探してみてください。
太陽の当たり具合から考えると、午前中よりも昼過ぎから午後3時くらいまでがおすすめです(午前中だと逆光になってしまう場合があります)。
そして、夜の瓢箪池と五重塔、そしてライトアップした紅葉の風景も絶景と言っていいでしょう。
東寺(教王護国寺)の交通アクセス・拝観案内
住所 | 〒601-8473 京都府京都市南区九条町1 |
拝観案内 | 午前5時開門、午後5時閉門
金堂・講堂:午前8時〜午後5時(午後4時30分 受付終了) 宝物館、観智院:午前9時〜午後5時(午後4時30分 受付終了) |
料金 | 御影堂、食堂などの拝観は無料。ただし、通常公開の金堂・講堂・五重塔などは有料です(公式サイト参照)。 五重塔初層内部や宝物殿などの特別公開、特別参拝などは期間が限られていますのでご注意ください。 |
交通アクセス | JRを利用の場合、京都駅から徒歩で15分
近鉄電車を利用の場合、東寺駅から徒歩10分 |
その他のおすすめ写真スポットが知りたい場合は「京都の写真スポット検索」をご確認ください。
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